今日は朝から夜だった
カラリと晴れた雨だった
生まれたばかりの爺さんが
八十そこらの孫連れて
底なし沼に落っこちた
それを○○○が目撃し
○○が○○○に電話した
一人の警官ぞろぞろと
前へ前へとバックした
自分が子どもの頃に、こんな感じの言葉遊びが流行っていたことがありました。
誰が考案したのかも、どのように広まったのかもわかりませんが、同級生たちが面白がって話しているのを聞いて、自分も面白がっていましたね。
また、いくつかのバージョンがあったのか、口伝えで広まったからなのか、そのあたりの事情もわかりませんが、話す人によって微妙に内容が違っていたのも面白かったです。
昔々のついさっき
どんより曇った日本晴れ
昨日生まれた婆さんが
月の出てない月夜の晩に
みたいなものや、
とーんと昔のつい最近
今日は朝から夜だった
生まれたばかりの婆さんが
八十五六の孫つれて
みたいな感じのものもありました。
このくらいの文章であれば、子どもでも考えられそうではありますが、「日本晴れ」や「月夜の晩」といった、あまり子どもが使わないような言葉が使われていることからすると、もしかしたら大人が考えたものかもしれませんね。
また、一部を伏字(○○の部分)にしましたが、当時はふつうに使われていたものの、今は差別用語とされている言葉が使われているのですね。
話しの内容としては、目の不自由な方が目撃して、言葉の不自由な方が耳の不自由な方に電話したということなのですが、面白おかしく話すようなことではないというのはその通りだと思います。
まあ、時代の違いでしょう。
自分が子どもの頃は、通学路に大人向けの映画の宣伝ポスターが貼られていたり、ゴールデンタイムに露出度の高い女性の映像がテレビで流れるといったことはふつうにありましたからね。
今にして思えば、自分が子どもの頃は緩い時代だったのだろうと思います。
例えば、自分が子どもの頃は、学校の先生が生徒の頭をげんこつで叩くなんていうことはふつうにありましたし、自分も叩かれた経験がありますが、今そんなことをしたら体罰教師として糾弾されるでしょうからね。
また、今はもう駄菓子屋さんのようなお店は残っていないかもしれませんが、自分が子どもの頃にあった駄菓子屋さんを今の基準で評価したら、不衛生なお店ということになるような気がします。
子どもとしては、スーパーなどよりも、そういったお店のほうが楽しくて好きでしたけどね。
駄菓子を買うのも楽しみでしたし、駄菓子屋さんの店先に並んでいた10円玉で遊べるゲーム機で遊ぶのも楽しみでしたよ。
新幹線ゲームというのですかね。10円玉を入れて、それをレバーで弾いて、途中の穴に落ちないようにゴールさせると当たり券が出てきて、それを駄菓子と交換できるという単純な仕組みでしたね。東京がスタートで博多がゴールでした。
あと、ルーレットゲーム機もありましたね。これについては、ルーレットの目の出方に規則性があるという噂話しが仲間うちで話題になっていましたが、そんな感じで、子どもなりにいろいろと考えながら遊んでいたわけです。