積立投資シミュレーション

最大で年間360万円まで、合計で1,800万円まで非課税で投資を行うことができる新NISAですが、この新NISAを活用して積立投資をすると、どのくらいの資産が形成できるのかについてシミュレーションしてみました。

以下は、投資金額を決めて積立投資をする場合のシミュレーションと、目標金額を決めて積立投資をする場合のシミュレーションの結果です。

個人的には、2,000万円程度の資産形成を目標に、毎月30,000円ずつの積立投資を30年間続けてみるのが良いのではないかと思いました。

 

投資金額によるシミュレーション

 

毎月10,000円を積立投資した場合の運用結果

  投資期間 (括弧内は元本の合計)
10年
(120万円)
20年
(240万円)
30年
(360万円)
運用利回り
(年率)
3% 140万円 328万円 580万円
5% 155万円 408万円 819万円
7% 172万円 511万円 1,176万円

 

毎月30,000円を積立投資した場合の運用結果

  投資期間 (括弧内は元本の合計)
10年
(360万円)
20年
(720万円)
30年
(1,080万円)
運用利回り
(年率)
3% 419万円 983万円 1,741万円
5% 465万円 1,223万円 2,457万円
7% 516万円 1,532万円 3,529万円

 

毎月50,000円を積立投資した場合の運用結果

  投資期間 (括弧内は元本の合計)
10年
(600万円)
20年
(1,200万円)
30年
(1,800万円)
運用利回り
(年率)
3% 699万円 1,638万円 2,900万円
5% 775万円 2,038万円 4,094万円
7% 860万円 2,553万円 5,882万円

 

目標金額によるシミュレーション

 

500万円の資産を形成したい場合の毎月の積立額

  運用利回り (括弧内は元本の合計)
3% 5% 7%
投資期間 10年 36,000円/月
(432万円)
33,000円/月
(396万円)
30,000円/月
(360万円)
20年 16,000円/月
(384万円)
13,000円/月
(312万円)
10,000円/月
(240万円)
30年 9,000円/月
(324万円)
7,000円/月
(252万円)
5,000円/月
(180万円)

 

1,000万円の資産を形成したい場合の毎月の積立額

  運用利回り (括弧内は元本の合計)
3% 5% 7%
投資期間 10年 72,000円/月
(864万円)
65,000円/月
(780万円)
59,000円/月
(708万円)
20年 31,000円/月
(744万円)
25,000円/月
(600万円)
20,000円/月
(480万円)
30年 18,000円/月
(648万円)
13,000円/月
(468万円)
9,000円/月
(324万円)

 

2,000万円の資産を形成したい場合の毎月の積立額

  運用利回り (括弧内は元本の合計)
3% 5% 7%
投資期間 10年 144,000円/月
(1,728万円)
130,000円/月
(1,560万円)
117,000円/月
(1,404万円)
20年 62,000円/月
(1,488万円)
50,000円/月
(1,200万円)
40,000円/月
(960万円)
30年 35,000円/月
(1,260万円)
25,000円/月
(900万円)
17,000円/月
(612万円)

 

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新NISAを活用する際の注意点

積立投資の基本は、長期・分散・低コストの3つです。毎月一定額を長期にわたりコストの低い投資信託に投資し続けることが大切です。

また、シミュレーションは実際の投資とは異なります。実際の投資では、想定よりも低い利回りとなってしまうこともありますし、場合によっては損失を被ることもあります。

積立投資を15年以上続ければ運用益がマイナスになることはないという話しもありますが、それはあくまでも過去のデータでシミュレーションした結果で、将来もそうなるとは限りません。

投資は自己責任で行うものということを十分理解した上で投資しましょう。

 

資産運用が必要な時代

さて、そんな新NISAですが、こうした制度ができたということは、「これからの時代は資産運用という自助努力が必要です」ということなのでしょう。

自分が若い頃は、「しっかり貯蓄しましょう。投資なんてもってのほかです」といった感じだったのですけどね。

当時は、銀行の定期預金の金利も3~4%はありましたし、今のように利息に税金がかかることもありませんでしたので、仮に物価が2%くらいずつ上昇していくとしても、貯蓄さえしていれば問題なかったわけです。

ところが、今はまったく状況が違いますからね。銀行にお金を預けても雀の涙くらいの利息しかつきませんし、その利息にすら税金がかかります。

今は、銀行にお金を預けておくだけでは十分とは言えない時代なのですね。

少子高齢化による社会保障費の拡大や現役世代の負担増といったことも考えると、ゆとりある生活や老後資金への備えは必要だろうと思います。

 

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