昔読んだ本か雑誌に、「偉くなりたかったら上に媚びろ」といったことが書かれていて、「まあ、サラリーマンだったらそうだろうなあ」と思いながら読んだ記憶があるのですが、改めて職場の人間関係について考えてみると、偉くなるかどうかは別にしても、目上の人に好かれているほうが何かと楽かなあという気がしますね。
サラリーマンの場合、職場の中でどう扱われるかによって評価にも差が出てくるわけですが、目上の人に好かれているほうが、何かあったときにもフォローしてもらえたりするので、ある程度の結果は出せると思いますし、その分、悪い評価にもなりづらいと思います。
浮かぶか沈むか
サラリーマンの場合、会社の中での評価について、「浮き沈み」という言葉が使われることもあると思うのですが、この「浮かぶ」か「沈む」かで言えば、当然、浮かんでいるほうが良いですよね。
で、どうやって浮かぶのかと言えば、仕事で結果を出すということになるわけですが、その仕事を与えてくれるのも、何かあったときにフォローしてくれるのも、仕事の結果を評価するのも、すべて目上の人なわけです。
もちろん、目上の人にもいろいろな人がいますし、中には意地の悪い人もいて、面倒くさい話しになることもありますが、いずれにしても、目上の人との関係次第という面があるのは事実ですからね。
目上の人に好かれているほうが楽なのは間違いないと思いますし、そういう方向に向かうように心掛けたほうが良いのではないかという気がします。
可愛がられるか信頼されるか
また、「目上の人に好かれる」といっても、好かれ方には「可愛がられる」と「信頼される」の二通りあると思いますので、そのあたりをどう考えるかという話しもありそうですね。
まあ、仕事の世界であれば、信頼されるほうが先にきたほうが良いのかなあという気がします。何となくですが、可愛がられるが先にくると、信頼されるまでの時間が長くなるような気がしますし…
なので、まずは仕事である程度の結果を出して、目上の人から信頼されるのが良いのではないかと思います。そして、できる部下として可愛がられるというのが理想的ではないでしょうか。
もちろん、相手も人間ですので、ただ仕事ができるというだけでは良くないとは思いますけどね。愛嬌なのか何なのかはわかりませんが、何かしらの可愛がられる要素は必要だろうと思います。
偉くなりたいか
また、会社の中で偉くなりたいかどうかについてですが、このあたりはそれぞれが考えることなのかなあという気がします。最近の若い人は、出世に興味のない人も多いらしいですけどね。
ただ、役職というのは会社の中の仕事の一つですので、嫌でも割り切ってするものかなあという気がしますし、その意味で、あからさまに「嫌」と言うのは避けたほうが良いのかなあと思います。
また、視野の広さであるとか、対人関係で外してはいけないことなどを学ぶには、役職を経験してみるのも悪くはないのかなあという気もしますので、どうしても嫌ということでなければ、経験してみたほうが良いのではないでしょうか。
生涯プレーヤーという生き方も素敵ですし、そういう生き方を理想としている人にとっては、マネージャーは興味の対象外だとは思いますけどね。